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昔から日本には、品物や現金などを贈る風習がありますが、この習慣によって人と人との繋がりや、人間関係を上手く運ぶことができます。
どんなに心をこめて内祝いやお返しギフトを選んでも、もらった相手に不愉快な思いをさせてしまっては、何の意味もありません。どんなシーンでも相手に配慮した、喜ばれる内祝いやお返しの選び方をしてくださいね。
内祝い・お返しの選び方
贈り物には、タブーとされる縁起の悪いものがあります。また、相手と自分との関係によっても、品物によっては失礼になるものもあり、ギフトの選び方には注意が必要になります。
ここでは、内祝いやお返しギフトの選び方をまとめましたので、ぜひ喜んでもらえるギフト選びの参考にしてくださいね。
お金・商品券・ギフト券で内祝いを贈ること
現金を、内祝いやお返しに贈ることは非常識ですが、では、商品券やギフトカードでのお返しはどうでしょうか。
カタログギフトを専門に扱うリンベルのアンケート調査では、内祝いやお返しに、「商品券やギフトカードをもらったことがある」と答えた人は、約20%という結果でした。
また、そのうちの70%の人が「商品券やギフト券は失礼ではないと思う」とも答えています。
もらった人は、「実用的だし自分の好きなものを買えるので嬉しい!」という意見でしたが、もし自分が内祝いやお返しを贈る立場だとしたら、金額がはっきりとわかってしまうので、ギフトを選ぶかもしれない!という意見も多くあったようです。
入学や卒業、就職など、物入りなときのお祝いでは、現金や商品券なども喜ばれると思いますが、内祝いやお返しには、品物やカタログギフトを選ばれた方がよいでしょう。
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商品券の使いまわしはいいの?
百貨店などで商品券を購入すると、きれいに包装されていますが、使いまわしの商品券を利用するとなると、包装の仕方などから使いまわしと相手に分かってしまいます。
もし、そんなものを自分がもらったらどうでしょう。いくら仲のいい相手であっても、気持ちのいいものではないですよね。
気を使わない兄弟や姉妹だから、商品券の使いまわしでいい!という意見もあるようですが、やっぱりちゃんとしたかたちで、感謝の気持ちは伝えたいものです。
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上司・目上の人・年配の人に文房具を贈ること
文房具や時計、カバンなどは「精進しなさい・一生懸命励みなさい」という意味があります。また、履物は「踏みつける」というふうにも取れますので、上司や目上の方に贈るのは失礼になります。
ベルトや衣服も「腹を据えて仕事をしなさい」「生活に困っている」というふうに取れます。
最近は、おしゃれな文房具もたくさん販売されていますので、どうしても贈りたい!!と思うこともありますね。そんなときは、メッセージカードに「失礼かと思いましたが、珍しい○○でぜひ使っていただいたくて」と、一言添えてお渡しすると気持ちが伝わります。
内祝いに悩んだときにおすすめするもの
内祝いやお返しギフトに悩んだときは、カタログギフトもおすすめです。慶事や弔事のお返しにも、多くの方が利用されています。
カタログギフトは、年齢層を問わず幅広く利用できますし、たくさんある商品の中から相手に欲しいものを選んでもらえるので、もらって困ったということがありませんね。
お米を内祝いやお返しに選んでもいい?
近頃は、お米を内祝いや香典返しに選ばれる方も多いようです。お米は毎日食べる物ですし、日本の食卓には必ずあります。出産内祝いでは、赤ちゃんと同じ体重のお米ギフトも人気があるようです。
お祝いにタブーとされているお返し
日本茶
日本茶は、弔事に使用されることが多いので、お祝い事の贈り物にはタブーとされていますが、お茶を結納品の一つとする地域もあるようです。
お茶の木は植え替えが難しいので、結婚のときなどには、嫁ぎ先にしっかり根ずくようにという意味を込めて、お祝いの席に利用する地域もありますが、お茶を贈るときには注意が必要です。
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ハンカチ
ハンカチは、手巾(てぎれ)と漢字で表すため、縁をきるという意味にもとれます。これはごろ合わせなので、そこまで気にすることはありません。
かわいいおしゃれなものもが多い現代は、ハンカチを贈ってみるのもよいと思います。しかし、白い平織のハンカチは、弔事のときに遺体の顔にかけることから、避けたいものです。
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くし
櫛(くし)は、苦や死を思い浮かべるもの、歯が欠けるものなので、縁起が悪いものとされています。
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生もの
生ものは、相手が受け取るまでに時間がかかったりして、受け取ったときに傷んでいたりする可能性もあります。内祝いやお返しには、できるだけ避けたい贈り物ですが、近頃は、気にせず生ものをギフトに選ぶ方もいます。
弔事でタブーとされている贈り物
弔事でも、内祝いや祝い事のお返しと同じように、商品券や金券の使用はなるべく避けたいものです。贈った相手に金額がはっきりとわかるものは、相手が不快に思うこともありますので、今後のお付き合いを考えるとあまりおすすめできません。
四足の生臭いものは、昔からタブーとされ避けられてきました。また、結婚式などでは縁起物の鰹節も、弔事ではふさわしくないとされています。肉・魚・お酒などもタブーのお返しの品です。
弔事では、不幸が続かないように、「消えもの」といわれる食品や日用品が適していますが、近ごろは、置物や記念品など後に残るものでも、気にせず贈るところもあるようです。
地域によって違いがあるようなので、悩んだり迷ったりしたときは両親などに相談すると安心です。
内祝い・お返しの購入場所
慶事や弔事のお返しギフトは、スーパーやデパートなどで購入できます。インターネットの通信販売などには、店舗で販売されていないネット限定の商品や、オリジナル商品が購入できます。
ギフト専門の通販は、品数も豊富で珍しいものも販売されているので、贈る年代や金額によって、ギフト選びが簡単にできるかもしれません。
通販ショップでも、熨斗やメッセージカード、ラッピングなどのサービスは充実しているので、利用されるのもいいかもしれませんね。
行事別の内祝い・お返しギフトの選び方
- 出産内祝い
- お七夜
- 初節句祝い
- お宮参り
- お食い初め
- 初誕生日
- 入園・入学祝い
- 卒業・就職祝い成人の祝い
- 結婚祝い
- 新築・引越し祝い
- 開店祝い
- 開業祝い
- 昇進・栄転祝い
- 退職祝い
- 長寿(賀寿)の祝い
- お中元・お歳暮
- ホワイトデー
- お見舞い(快気祝い)
- 弔事・法要
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