内祝いやお返しは、時期を逃さず送りたいですが、都合が悪く遅れてしまったり、相手からお祝いを遅れてもらったり、どうしても時期がずれてしまうことがあります。
そのようなときのお返しの仕方について、ここではまとめています。思いやりのある内祝いやお返しになるように心配りをしましょう。
目次
内祝いはいつまで?よくある時期のQ&A
みんながよく悩む、内祝いやお返しの時期についての疑問をまとめています。マナーに迷ったときには、ぜひお役立てください。
内祝いを渡しそびれたら、いつまでに送る?
内祝いを渡しそびれたからといって、お返しをしないというわけにはいきません。贈る時期が遅くなったとしても、お礼の品はきちんとお返しするようにしてくださいね。
お祝いを贈ったのに何の連絡もなく、忘れた頃に品物だけが届いたら「いまさら?」と思う方もいますので、お礼状を書くようにして、感謝の気持ちだけでなく、遅れたお詫びも一言添えてお返しの品物と一緒に贈るとよいですね。
遅れた理由をはっきり書く必要はないですが、「お礼が遅くなってごめんなさい、いつもお気遣いいただいてありがとう」と一言添えるだけで、相手は嬉しいものです。
お返しまだだった!と気が付いたのなら、今から準備を初めて早めに内祝いを贈りましょう。
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出産内祝いの場合は、お返しが遅れてもマナー違反にはなりません。赤ちゃんのお世話やママの体の回復の状態もありますから、みなさんわかってはいるでしょうけれど、遅くなったお詫びは伝えてくださいね。
遅れてお祝いをもらったときのお返しは?
お祝いを遅れて貰ったときは、そのつどお返しをするようにします。
「遅れてもらったお祝いでもお返しは必要なの?」という方がいますが、遅れて貰ったときでも他の方と同じようにお返しをするのがマナーです。
「遅くなったけど祝ってあげたい」という相手の温かい気持ちですから、お祝いをもらったなら早めにお返しをするようにしてくださいね。
喪中のときのお返しの時期はいつ?
喪中である期間は、いっさい祝い事は避け慎むべきと昔からいわれていますが、現代では気にせず、都合のいいときにされる方も多いようです。
お歳暮やお中元などの贈り物は、お祝いの贈りものではなく、感謝の気持ちを込めたギフトです。内祝いも今では、一般的にお祝いのお返しとなっていますから、相手が喪中期間であっても失礼になりません。
自分が喪中のとき
内祝いを贈るのはかまいませんが、喪中のご家庭から品物が届くことを、気にする方もいますから、贈る相手を考えて喪が明けてからお返しするか判断しましょう。
喪が明けてお返しするなら、「喪中であったためお礼が遅くなり失礼しました。」と一言添えると、相手もわかってくれることでしょう
相手が喪中のとき
相手が喪中であるときには、四十九日を待ってからお返しをするようにします。先方のご家庭も何かと慌ただしくしていますから、心配りをするようにしてくださいね。
熨斗の表書きは内祝いでかまわない?
熨斗(のし)の表書きは、「内祝い」ではなく、「御礼」として送る方が適しています。
内祝いを渡すときのお日柄は気にする?気にしない?
参拝や結婚式などのお祝い行事では、お日柄を気にする方が大半で、結婚招待状の返信はがきなどの消印も「大安」や「友引」にするなど、心配りをされる方もいらっしゃいます。
中には、「その日に受取ができなければ意味がない」と、お日柄は特に気にしないという声も多くありましたが、気にするか気にしないかは人それぞれのようですが、お日柄のよい日に内祝いやお返しを贈ってあげると相手も嬉しいものですね。
お日柄(六曜)
大安(たいあん)
何をするにおいてもよい1日。
友引(ともびき・ゆういん)
何をするにも勝ち負けが付かない一日
友を引くと解釈できるため、弔事を避ける日。
先勝(せんしょう・さきかち)
午前中が吉、午後から凶
先負(さきまけ・せんぷ)
午前は凶、午後から吉とされている。
赤口(しゃっこう・せきぐち)
正午(昼)は吉、午前と午後は区。
仏滅(ぶつめつ)
何をするにもよくない1日ですが、弔事はかまわない。