長寿の祝いは、元気に長生きされている方を祝福するお祝いで、算賀(さんが)・賀寿(がじゅ)や賀の祝いとも呼ばれます。現在では、満年齢で長寿のお祝いをされる方も多くなってきていますが、基本的には数え年でお祝いをします。
昔は還暦の61歳は、長生きであると盛大にお祝いをしていましたが、現代の61歳は若々しく元気でとても老人とはいえません。そのため、古希(70)や喜寿(77)で盛大にお祝いをすることが多いようです。
長寿(賀寿)の祝いは、誕生日や敬老の日に、子供たちや孫たちを招いてお祝いをします。心のこもった贈り物や食事会に、きっと嬉しく思われることでしょう。
長寿(賀寿)祝いのお返し
[illust illst=”normal-w2-l” align=”right” width=”150″]長寿(賀寿)のお祝いにお越しいただいた方達は、長寿にあやかりたいとという思いもありますので、その願いに答えて引き出物として内祝いを用意するようにしましょう。
寿入りの紅白餅や紅白饅頭、お赤飯、風呂敷、食器などの記念品を配ることが多いようです。
また、お祝いをいただいた方が出席できなかったときや、宴を持たないときには、お返しとして内祝いをお配りするようにします。身内からお祝いをいただいたときは、お返しの必要はありません。
祝賀会の主催者が、本人でない場合のお返し
ご本人が用意するときもあるし、主催者が用意することもあるようです。祝宴の引き出物を任されたときは、本人と相談しながら選ばれるとよいでしょう。
花の好きな方なら、花柄のデザインされたものを選ばれてもよいし、お饅頭や菓子折、風呂敷や袱紗など、定番の物を選ばれてもよいですね。
お返しの基本マナーとおすすめギフト
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長寿(賀寿)を祝う年齢は?
長寿のお祝いは、数え年の年齢で祝います。
数え年とは、生まれたときを1歳とし、1月1日の元旦を迎えるごとに1歳づつ年を加えます。12月31日に生まれた人は数え年で1歳、その翌日の1月1日には、2歳となります。
長寿の種類と年齢(数え年)
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■還暦(かんれき)■
61歳 / 赤・朱
十干十二支が一巡して干支の戻る年。
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■古希(こき)■
70歳 / 紫
杜甫(中国・唐の詩人)「人生七十古来希なり」から由来したもの。
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■喜寿(きじゅ)■
77歳 / 紫・(紺)
喜の文字は「七七」と草書体で書き七十七に通じることから。
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■傘寿(さんじゅ)■
80歳 / 紫・(黄)
傘の漢字が、八十と読めることから。
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■米寿(べいじゅ)■
88歳 / 金茶
米という漢字が八十八に分解できることから。
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■卒寿(そつじゅ)■
90歳 / 紫
「卒」の略字「卆」が九十と読めることから。
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■白寿(はくじゅ)■
99歳 / 白
百から一をとると白になることから。
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■紀寿(きじゅ)・百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)■
100歳 / 白
百歳以上は毎年祝い、百賀の祝いともいう。
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■茶寿(ちゃじゅ)■
108歳 / 基調色なし
茶の漢字を分解すると、「八十八」の上に「十」が2つあることから。
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■皇寿(こうじゅ)■
111歳 / 基調色なし
皇の漢字を分解すると「白」「十」「一」と読めることから。
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■大還暦(だいかんれき)■
120歳 / 基調色なし
還暦の倍。
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